こんにちは、MSJSサポートです。
「Wi-Fi6」がリリースされたのを皆様はご存知でしょうか?
それに合わせてすでにBUFFALOやNETGEARといった企業からは、Wi-Fi6対応の最新ルーターが続々と発表されています。
今回はそんな巷で話題の次世代規格「Wi-Fi6」について調べていきましょう。
Wi-Fi6について
まずWi-Fi6について簡単にご説明します。
正式名称『IEEE802.11ax』という最新のWi-Fi規格で、今までのものよりも通信速度が速く、省電力なのが特徴だと言われています。
また、最新規格の発表に合わせて消費者にも分かり易いようにという理由から表記も一新し、『IEEE802.11ax』はWi-Fi6に。それ以前の規格もWi-Fi5(802.11ac)/Wi-Fi4(802.11n)という表記に変更されます。
確かに以前の表記と比べると、一目で第何世代なのか見分けがつきやすいですね。
現時点(2019/11/26)で確認している一部のWi-Fi6対応ルーターは以下になります。
- BUFFALO製品:WXR-5950AX12(発売中/参考価格:オープンプライス)
- NETGEAR製品:Nighthawk AX12 RAX 200(11月27日発売/参考価格:66,523円) :Nighthawk AX12 RAX 120-100JPS(発売中/参考価格:60,970円)
- ELECOM製品:WRC-X3000GS(発売中/参考価格:26,104円)
- ASUS製品:RT-AX88U(発売中/参考価格:オープンプライス)
販売店によって値段設定が変わる場合もありますが、いずれも価格は大体2万~7万あたりと考えてよいでしょう。
やはり最新なだけあって値段は高額ですね。
正式リリースは2019年下旬~2020年前半頃予定です。
特徴と利点
- 従来のWi-Fiと比べて回線速度が約4倍速くなった。
- TWT(Target Wake Time)という技術による消費電力の省エネ化。
- 通信面が強化され同時通信数がおよそ最大8ユーザーまでに。
全体的なスペックを見てみると、今までのWi-Fiと比べて格段に通信環境が快適になるようです。
従来のもの(Wi-Fi5)では一回の通信で子機一つ一つを順番に処理していたのですが、新規格ではそのわずらわしさを無くし複数の子機を同時処理することが出来るようになりました。
同時通信できる数が増えるのは、日常的にインターネットを多く利用する人にとって嬉しい進化ですね。
屋内だけでなく、屋外での利用時の回線混雑時におけるパフォーマンス向上にかなり力を入れているようです。
check! TWT
上記のTWT(Target Wake Time)とは、簡潔に説明すると親機(ルーター)から子機へ任意で通信するタイミングを決め、通信していない間の子機は通信をスリープ状態にして消費電力を大幅に削減を可能にする新しい技術だそうです。
ここだけ注意!
ここまで見てきた限りでは非常に便利で魅力的なWi-Fi6ですが、1つだけ注意点があります。
それは、Wi-Fi6に対応している機器同士でないと使えないという点です。
ただし全くインターネットに繋げられないわけではなく、従来のWi-Fi5までの環境でもWi-Fiの利用はできますがルーターだけではなく子機側(スマートフォンやPCなど)も最新規格に対応していないとWi-Fi6の利点を最大限活かすことができない、ということです。
通信環境をより良くするためにせっかくWi-Fiルーターを新しくしても、子機が合わないせいで恩恵にあずかれないのは勿体ありません。
もし今後Wi-Fi6を検討するご予定のある方は、子機側も新規格対応の製品に買い替える必要があることも頭の中に置いておくと良いでしょう。
子機ではiPhone11シリーズやdynabook Z8/Z7、Galaxy S10といったスマホ・パソコン製品からもWi-Fi6対応機種が発表されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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何かご不明点がありましたら、是非一度ご相談ください。