こんにちは。MSJSサポートです。
春の嵐から冬の嵐へ、暴風に雷を伴って雪が降る、そしてスギ花粉。
事務所のある宮城県多賀城市も外は暴風・時々吹雪で外出は極力控えたほうがよさそうな天気ですが、確定申告で税務署に行かないと、という方もいるでしょうか。
確定申告は電子申告できるように準備していれば、突然天気が変わるこの季節も問題ないですね。
しかし、いざ電子申告しようとしたときに、ICカードリーダーが認識できない問題が発生して、電子申告できないという問題が発生しています。
故障かなと思っても、買い換える検討をする前に確認してみてください。
思いもよらないところに原因がある典型的な例です。
ICカードリーダーが認識できなくなる環境は?
Windows 7 で2018年1月または2月のWindows Updateの特定の更新プログラムを適用している場合です。
具体的には以下の更新プログラムを適用している場合です。
2018 年 1 月 19 日 – KB4057400 (マンスリー ロールアップのプレビュー)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057400/windows-7-update-kb4057400
2018 年 2 月 14 日 – KB4074598 (マンスリー ロールアップ)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4074598/windows-7-update-kb4074598
応急的な対応方法は?
パソコンを再起動してすぐであれば、ICカードリーダーが認識できる場合があります。
但し、パソコンを使っているうちに、またICカードリーダーが使えなくなるようです。
回避策・対応策は?
弊社では回避策(1)を試して回避できました。
回避策(1)
原因となる更新プログラムをアンインストールします。
更新プログラムのアンインストールではパソコン再起動が求められますので、再起動してください。
再起動ではWindows更新プログラムの構成中画面が表示されますので、場合により数分かかります。
最後に、アンインストール後に再度インストールされないように、更新プログラムを非表示にします。
Windows Updateのアンインストール方法(Windows 7)
- 画面左下のWindowsのロゴマークから[スタートメニュー]を開きます。
- [コントロールパネル]を開きます。(※1)
- [プログラム]-[プログラムと機能]から[インストールされた更新プログラム]を開きます。(※1)
(※1) 2と3がよく分からない場合は、[スタートメニュー]に画面左下にある[プログラムとファイルの検索]欄に「インストールされた更新プログラム」と入力して、検索結果の[インストールされた更新プログラムを表示]をクリックします。
- 表示されるまで時間がかかるのでしばらく待ちます。
全て表示されたら、該当のプログラムを選択して、[アンインストール]をクリックします。
Windows Updateの非表示方法(Windows 7)
- 画面左下のWindowsのロゴマークから[スタートメニュー]を開きます。
- [コントロールパネル]を開きます。(※2)
- [システムとセキュリティ]-[Windows Update]を開きます。(※2)
(※2) 2と3がよく分からない場合は、[スタートメニュー]に画面左下にある[プログラムとファイルの検索]欄に「更新プログラムの確認」と入力して、検索結果の[更新プログラムの確認]をクリックします。
- [更新プログラムの確認]をクリックして、更新できるプログラムの一覧を更新します。
- 「X個の重要な更新プログラムが利用可能です」という文章をクリックします。
- 該当のプログラムを右クリックして、[更新プログラムの非表示]をクリックします。
もし非表示にした更新プログラムを元に戻したい場合は、3の[Windows Update]画面の左側にあるメニューの[非表示の更新プログラムの再表示]から元に戻せます。
回避策(2)
「Remote Desktop Services」 サービスを無効化します。
ICカードリーダーと何の関係があるのかはわかりませんが、回避できるらしいです。
但し、サービスを無効化したパソコンに対してのリモートデスクトップ接続ができなくなります。
この機能を使用していない場合に行ってください。
なお、サービスを無効化したパソコンから他のパソコンに対してのリモートデスクトップ接続はそのまま使えます。
サービスの無効化方法(Windows 7)
- 画面左下のWinodwsのロゴマークから[スタートメニュー]を開きます。
- [コントロールパネル]を開きます。(※3)
- [システムとセキュリティ]-[管理ツール]を開きます。(※3)
- [サービス]を開きます。(※3)
(※3) 2と3と4がよく分からない場合は、[スタートメニュー]に画面左下にある[プログラムとファイルの検索]欄に「サービス」と入力して、検索結果の[サービス]をクリックします。
- 該当のサービスを右クリックして、[プロパティ]をクリックします。
- サービスの状態が「開始」の場合は、[停止]をクリックします。
- 同じ画面でスタートアップの種類を「自動」や「手動」の場合は、[無効]を選択して、[適用]または[OK]をクリックします。