こんにちは。MSJSサポートです。
日に日に気温が高くなって、ここ最近は特に暑いですね。
夏が近づくにつれて、これから様々なイベント準備に取り掛かる企業の方も多いのではないでしょうか。
告知や宣伝のためにはポスターやDM(ダイレクトメール)、チラシなど印刷物が必須です。
今回は印刷関係の話題から、RGBとCMYKについて簡単にお話ししたいと思います。
RGB・CMYKとは?
RGB・CMYKとはざっくり言ってしまうと3原色の種類を指す印刷用語です。
しかし同じ3原色でも、この2つはそれぞれで全く異なります。
RGB(光の3原色)
RGBとは赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)3種類の原色を混ぜていき、元の色~明るい色を幅広く表現することができるカラーモードです。
色を混ぜれば混ぜるほど色が明るく、白色に近づいていくため「加法混合(加法混色)」とも言われます。
身近な物でテレビやパソコンのディスプレイなどに、このカラー表示が使われています。
CMYK(色の3原色)
CMYKとはシアン(Cyan)、マゼンタ(Magen)、イエロー(Yellow)にキープレート【=黒】(Key plate)を加えた4成分からなるカラーモードです。
お仕事などでよく印刷機を使う方なら聞き覚えのある名前なのではないでしょうか。
こちらはRGBとは反対に、色を混ぜるほど色が暗く濁っていくため「滅法混合(滅法混色)」とも言われます。
印刷から分かる2つの違い
皆さんは印刷をする際に、データのカラーモードがRGBかCMYKか確認してから印刷をしていますか?
「そんなの全く気にしたことがない。」という方が多いかと思います。
特に印刷物がメインでないものやモノクロ書類などであれば気にしなくても問題はありませんが、写真やポスター類など色鮮やかなものをカラー印刷する場合は注意して下さい。
実は液晶画面で見る画像の色と、実際に印刷される物の色がかなり違ってしまう場合があるんです。
なぜ色が変わるの?
色が変わってしまう理由は、RGBとCMYKでそれぞれ表現できる色の限界の違いにあります。
RGBは色を混ぜるほど明るくなるので再現できる色の領域がかなり広範囲となっています。
それに対しCMYKは元の色から更に明るい色を出すのが難しく、再現出来ない明るさの色はCMYKでも再現可能な近似色に置き換えられてしまいます。
つまりCMYKはRGBより表現できる幅が狭いため、RGBのデータをそのまま印刷にかけると結果として同じデータでも紙に写した物ほうが濁って見えるのです。
そのため、カラー印刷をかける際には事前にデータのカラーモードを確認しておくのが良いとされています。
カラーモードの変更のやり方
基本的にパソコン内の画像データはRGB形式になっているので、印刷をする前にデータのカラーモードをCMYK形式に変更する必要があります。
変更するには
- photoshop、illustratorといった有料の編集ソフトウェアの使用
- 無料でできる変換ツールの利用
など手段は色々ありますので、ご自身に合った方法をとられてはいかがでしょうか。
※無料編集ソフトウェアに関しましては、変換機能が無いものもあるようです。